『旅が好きだ!』
河出書房新社から出ている14歳の世渡り術シリーズは、大人が読んでも楽しい。
【写真】ブログ筆者がミコノス島で泊まった宿
今回紹介するのは、『旅が好きだ!』。21人21色の旅模様。
「老後は雨乞い業でもしようか」と思うほどの雨女・酒井順子さんの土砂降りにより旅程を狂わせられる旅もあれば、牧村朝子さんのようにとりあえず来た船に乗って島に到着した後に「えっ、帰りの船も宿もなくない?」と気づく旅もあり、また、パスポートとお金と帰りの飛行機のチケットが入った貴重品袋を丸ごと盗られてしまい現地の人々にお世話になりまくる高野秀行さんのような旅もある。
旅に「想定外」はつきもので、それをいかに楽しめるかにかかっているのだ、と思った。
“「世界一周」の定義は「太平洋と大西洋を同一方向に超えて、スタート地点へ戻ること」であり、訪問する国の数は関係ありません”
と、はあちゅうが言っていたので、もともとヨーロッパと北欧を考えていた新婚旅行を世界一周にしようか真剣に悩み出した。
「新婚旅行どこに行ったの?」って聞かれた時に「世界一周」って答えられるの、いいよね。
そう言うと、夫は無言で笑った。
ん?GOサインか?
「世界一周航空券」予約寸前だ。
(著作権の関係上、書影なし)
関連本:『わたしの外国語漂流記』松村圭一郎他
同じ14歳の世渡り術シリーズ。新しい外国語に出会い、学びたいという方におすすめ。
(著作権の関係上、書影なし)